若干先行してピットインした884号車、86号車は共に2分15~17秒台で走行、今回のレースは特に884号車の速さが目立つ展開となっていた。
41周目、FCY導入直前、チームは予定より早めのタイミングで石森をピットインさせ浅野へと交代、給油3本タイヤ交換を含むフルサービスを行った。FCYは1周で解除となり、浅野は2分17~19秒のペースで周回を重ねてゆく。チームは決勝に向けてマシンに若干のセットアップ変更を行っており、アンダーステアは弱まる方向性になっていたものの、タイヤが摩耗し燃料が少なくなった状況では唐突にオーバーステアが顔を出す傾向となってしまい、浅野はマシンと対話しながら周回を重ねていった。
29周目、レースも残り30分となったタイミングで浅野はピットイン、伊藤へと交代してボトル給油1本でコース復帰した。伊藤はUSEDタイヤでのマシンバランスに苦労しながらも2分20秒台で走行を重ねる。そして16時05分、WedsSport GR86は126周を走り3位でチェッカーを受けた。