TGR TEAM WedsSport BANDOHのWedsSport ADVAN GR Superは9月11-12日宮城県「スポーツランドSUGO」で「2021 AUTOBACS SUPER GT Round5 SUGO GT 300km RACE」に参戦しました。
予選(9月11日)
予選の天候は曇り、路面はドライ、タイムアタックは国本選手が担当。健闘するもタイムが思うように伸びず13番手から決勝へ。
決勝(9月12日)
予選とうって変わって晴天の菅生サーキットは”魔物”が棲むとして、過去いろいろなドラマを引き起こしている。魔物から祝福されるか毒牙にかかるか、83周先のレース(1周減算)は固唾を呑んで応援するファンに向けて、19号車は表彰台を目指して爆走を誓う。
昨日の予選は13位、午前中の練習走行は12位と決勝を見据えたセッティングで決勝に備えて牙を研ぎ、決勝に臨む。決勝直前の気温/路面温度が29度/48度と路面温度が予選から20度以上高く、間違い無くレースの勝敗に影響していくだろう。
スタートドライバーは本日誕生日を迎えた国本選手。2周から3周に変わったフォーメーションラップは13:38にスタートを切られた。スタートでの混乱は無く、順位も大きく変わること無く、19号車もオープニングラップを13位のままとした。
6周目に23号車がエンジン交換によるピットストップ5秒のペナルティ消化のため、19号車は順位を一つあげる。前との間隔は約2秒。7周目から、追いついてきた300クラスのトラフィック処理で全体のタイムが落ちていく中、一時3秒ぐらい開いていた11位との差が徐々に縮まってくる。
前の集団もコースアウトや300クラスとの絡みで各車繋がった形で混雑する中、周回していく。24周目に1号車をパスして11位に上がる。
26周目に10位の14号車に追いつくが、後ろの36号車との差も縮まる中、最終コーナーからの立ち上がりにて、14号車にアウトから襲いかかるものの、同時にインから36号車が14号車を抜きに掛かり、スリーワイドでメインストレートを抜けて3台が1コーナーに入ったが、軍配は36号車に上がり、14号車そして19号車となり、順位が12位と一つ下がる。
レースの1/3を過ぎた29周目より、1回目のピットインに入る車が増える中、19号車は30周目に1回目のピットインに入り、ドライバーを宮田選手にチェンジしタイヤ交換を行い、コースに復帰。32周目での暫定順位は12位(6台が未ピットイン)。37周目に全車一度目のピットインが終了した段階で、19号車は9番手となる。44周目の順位は10位。
しかし、47周目にペースダウン、ドライバーの車内から煙が出たとの報告が入り、最終コーナーのファイアステーション脇に止めたが左フロントから出火。宮田選手は無事に車から脱出出来、自ら消化器を持って消火作業するも、リタイアとなった。
レースはポールポジションの8号車が逃げ切り態勢を計り、2位との差が一時20秒以上のマージンを築き、ピット後もそのまま独走状態だったが、48周目に出たSC及び、8号車自体のドライブスルーペナルティにより戦線離脱。代わってトップに出た12号車が、その後のFCYもものともせず、2位以下を引き離してチェッカー。以下1-17-36-39-24-23-64-16-8-37-14-(以下リタイア)-38-19-3となります。
非常に残念な結果となりましたが、ドライバーも無事です。レースカーは明日から修理します。次戦オートポリスでは九州の皆様に感動をお届けできるように今から準備して爆走していきます。皆様のご声援、誠にありがとうございました。