6月4日、土曜日、決勝レース前のウオームアップ走行で浅野は交換したミッションの慣らしをしつつマシンを確認、藤原、そして今回スーパー耐久初参加となる石森もミッションの慣らしをしつつ最終的なマシンセットアップを確認して決勝レースを迎えた。今回の24時間レースの想定ピットイン回数は12回、10分間のメンテナンスタイムは開始12時間後頃予定、また毎回満タン給油でタイヤはダブルスティントの作戦となる。 14時59分、気温19℃、路面温度24℃のドライコンディションの中、スタートドライバーは浅野で24時間レースは始まった。浅野は一旦60号車インテグラに先行されるもすぐに抜き返し2分1秒~3秒台で周回を重ねてゆく。トップを行く86号車GR86は1分58秒~59秒のハイペースで逃げるが、2位を行く884号車86は2分0秒~2秒台での周回であり、浅野はニューマシンの調子を見つつコンスタントにラップを重ねていった、しかし、30周目辺りから「フロントの足回りがピーキーで、トーが開いたり閉じたりしている」と浅野から報告があり、その症状が徐々に酷くなり、ボルトの緩み等の不具合が予測されたことから35周目、ピットインしてチームは浅野と共にマシンチェック、緩みのあった箇所を確認すると増し締めを行い、約8分の作業後、普勝にドライバー交代、給油を行ってピットアウトした。普勝はマシンに不具合が無いか確認すると2分2秒~3秒台でコンスタントに周回を重ねた。