7月10日、日曜日は予報通りドライコンディションのレースとなった。今回のレース時間は3時間、義務ピットイン回数は2回だが、今回のレースより、ST4クラスの給油はST5クラスと同様に容量20LのSTO指定給油ボトル使用となり、また、1回のピットストップでの最大給油量は60Lまで、1回のピットストップで2本以上入れる場合はSUGOでは105秒のピットストップが課せられることとなった。
今回の作戦は藤原をレース中ほどまで引っ張って石森から浅野へと繋いでいくが、給油はボトル2本1回、1本1回を想定、タイヤ交換は藤原のフィードバックで判断する事とした。午前8時からの決勝前のウオームアップ走行では、チームは昨日行った電気系トラブル対策の確認をすべく藤原はピットイン・アウトを繰り替えし、トラブルが解消されている事を確認した。
しかし安堵したもの束の間、マシンのタンク上部から燃料漏れが発生している事が判明、チームはコースイン時間ギリギリまで作業してマシンをコースへと送り出した。