TGR TEAM WedsSport BANDOH

WedsSport ADVAN GR Supra

『後半スティント中に不運のトラブル、本来のレースが出来ず12位完走』

2024 AUTOBACS SUPER GT Round8 MOTEGI GT 300km RACE

◾️開催地:モビリティリゾートもてぎ
◾️開催日:2024年11月2日(土)/3日(日)

■2024年11月2日(土) GT500 クラス 15位
■天候:曇 コース状況:ウェットのちドライ

Super GT 2024シーズンも、本戦を含め、残り2戦。第6戦から3戦連続でウェットコンディションでの開催となり、公式練習、予選ともども、雨に翻弄される予選日となった。
公式練習は、赤旗が何度も提示され、500クラスは混走時間帯のみ、占有走行は中止となり、全車が満足な練習走行が出来ない中、19号車も阪口選手のみが7周周回して 1:54.283(7周目)のタイムで12番手となった。

予選も、300クラスのQ1にてコース上で、かなりの台数の車両がスピンアウトするなどで、2度の赤旗が提示される波乱の展開となった中、500クラスのQ1が行われ、アタックドライバーは阪口選手となる。10分間のQ1は、スタート直後に全車がピットアウトし、路面温度が低い中で、少しでもタイヤに熱を入れるために周回を重ねていく事となる。
雨は収まることがなく、レースカーが通るたびにウォータースクリーンが上がり、視界がなくなる中、懸命なアタックをする阪口選手は、周回ごとに自己ベストを上回るタイムを出していたが、結果、1:54.872 と15番手タイムとなりました。
 

Q1の結果は 64-14-8-38-39-100-16-36-37- 12-23-3-17-24-19 となりました。 Q2は国本選手がドライブ。Q2も全車が開始すぐにコースイン。ウェットは変わらず、冷たい路面と相まって、各車タイムアップに苦戦している。その中、19号車は残り2分で 1:51.965 を出し、最後のアタックに入ったが、タイム更新にはならず、Q1/Q2合算タイムで3:46.837と15番手タイムとなりました。 Q1/Q2の合算タイムでの順位は 64-8-36-38-14-16-39-37-100- 12-3-17-23-24-19 となりました。

『まずは結果が出なくて、すみませんでした。両ドライバーには、もっと暖めやすいタイヤを用意出来なく、本当にすみませんでした。Q1、Q2違うタイヤで行きました。今回は乾いてくる状況ではなかったので厳しい予選となりました。しかし、明日はドライコンディション。明日の決勝は最後尾からのスタートとなりますが、チーム一丸となって表彰台を目指し、爆走していきます。』

■11月3日(日)  決勝:GT500 クラス 12位
■天候:晴 コース状況:ドライ

モビリティリゾートもてぎで開催される第8戦。雨の予選とは打って変わって、雲一つ無い決勝レース。第5戦の延期に伴って、最終戦ではなくなった本戦は、サクセスウェイトが全車半分となり、更にドライでの争いとなり、午前中に行われたウォームアップ走行のみの全車満足なセッティングなしでの、ぶっ続けの本番となるので、抜きにくいコースレイアウトと相まって、混戦必至となるだろう。そのウォームアップで19号車は決勝に向けてのタイヤを確認して7周周回し、タイムは1:42.139の14位を記録。しかしタイヤの暖まり等を確認していたので、タイムは全く気にしていなかった。

スタート前には、毎年恒例となったモビリティリゾートもてぎの上空にて航空自衛隊のF2戦闘機 2機によるデモフライトが行われ、サーキットに華を添えた。決勝直前の気温/路面温度は21度/29度。スターティングドライバーは国本選手。最後尾からの追い上げに期待がかかる。13時、栃木県警の国産スポーツカーのパトカーと白バイとのパレードラン後、フォーメーションラップを1周経てレースの火ぶたが切られた。序盤は大きく順位が変わることなく、前の車両を追いかける19号車は、15位のまま。
7周目に300クラスの車両が止まったため、FCYが提示された。約1周周回し、レースが再開するも、9周目300クラス車両がコース外に止まり、再びFCYが提示される。

12周目に37号車が緊急ピットとなりガレージに入れられ、19号車が1つ順位を上げる。
その後、前の23号車との差を1秒前後にしつつ周回を重ねていく。20周目での19号車の順位は14位のまま。
レース周回の1/3を超えた23周目に一部の500クラスの車両が1回目のピットに入る中、23号車をパスした19号車は暫定の8位になると、24周目にピットに入り、フルサービス・ドライバー交代しピットアウト。暫定12位でコースに戻った。全車1度目のピットインを終了した25周で19号車の順位は14位となる。

27周目にドライバーから『加速がおかしい、音もおかしい』と無線が入った。色々とマップを変えて走行するようチーム側は指示したが、変わらない為、チームは苦渋の決断をし、ピットに入れた。そのままガレージに頭から車を入れて、全てを確認、思い当たる部品を交換してトップと5周遅れでコース復帰。その後、19号車単独走行となり、45周目に300クラス車両が1コーナーで飛び出したことによる3度目のFCYが入る。レース再開後も、19号車はTOPと遜色ないタイムで周回を重ねていく。残り10周で、17、14号車がピットに入りレースに戻らなかったため2つ順位を上げた。その後、ペースはトップだったが他車に迷惑をかけないようドライバーに指示をして19号車はペースを守り、5周遅れの12位完走いたしました。

レースは序盤大きな順位変動がなく進むが、7周目に出たFCYが解除された直後に2位の8号車がトップの座を奪うも、2度目のFCY解除時に64号車そして36号車が8号車をパスすると、程なく36号車が64号車をパスしてトップに出ると、36号車が逃げを打ち、一時2位との差を20秒以上広げトップでチェッカーを受けました。2位以下は、8-38-16-39-100-3-24-23-64-12-19-14-17-(以上完走)-37 となりました。
最終戦(ラウンド5)は12月7-8日  鈴鹿サーキットで開催されます。

『悔しいです。レースがしたかった。
セカンドスティントのペースは良かったです。
23号車に追いついて、また距離あけて追いついてと指示をしてしまったため、ドライバーには本当に申し訳ない。ただ悔しいです。成長して最終戦に挑みます。
本当に皆様のご声援、誠にありがとうございました。』

『ストレスの溜まるとても苦労した2日間でした。 ウェットの予選では課題が多く最後尾、決勝はトラブルが出てしまい勝負権を失いました。 後半スティントにペースが良かっただけに残念なレースとなりました。 求めている結果が出せず悔しい週末でしたが、最後の最後までチームと共にベストを尽くして戦って、最終戦は良いレースが出来るようにしていきます。』 
『ドライになり新しいコンパウンドも導入しての決勝でした。自分が担当した2スティントで履いたスペックのタイヤが機能し、ハイペースで走ることができました。しかし残念ながらエンジントラブルでピットイン。その後レースを続けることはできましたが、圏外になってしまいました。 トラブルやヘビーウェットのパフォーマンスの低さなど改善点は多いですが、ここまで決勝ペースが良かったスティントはなかったので、かなり今後につながる決勝だったのではないかと思います。 最終戦気候が変わりますが、いいレースができるように準備していきます』

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Po No Machine Driver Laps Best Lap Diff.(km/h) Tire SW
1 36 au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
坪井 翔
山下 健太
63 1'40.160 1:53'50.242 BS 53
2 8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
野尻 智紀
松下 信治
63 1'39.940 20.513 BS 26
3 38 KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
石浦 宏明
大湯 都史樹
63 1'40.214 27.554 BS 41
4 16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-GT
大津 弘樹
佐藤 蓮
63 1'40.529 27.690 BS 21
5 39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
関口 雄飛
中山 雄一
63 1'40.658 33.429 BS 39
6 100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
山本 尚貴
牧野 任祐
63 1'40.571 36.618 BS 51
7 3 Niterra MOTUL Z
Nissan Z NISMO GT500
高星 明誠
三宅 淳詞
63 1'40.727 44.710 BS 46
8 24 リアライズコーポレーション ADVAN Z
Nissan Z NISMO GT500
松田 次生
名取 鉄平
63 1'40.100 45.310 YH 5
9 23 MOTUL AUTECH Z
Nissan Z NISMO GT500
千代 勝正
R.クインタレッリ
63 1'40.969 46.199 BS 40
10 64 Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
伊沢 拓也
大草 りき
63 1'39.702 59.079 DL 7
11 12 MARELLI IMPUL Z
Nissan Z NISMO GT500
平峰 一貴
B.バゲット
63 1'40.937 1'15.593 BS 36
12 19 WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
国本 雄資
阪口 晴南
58 1'40.746 5 Laps YH 6
13 14 ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
大嶋 和也
福住 仁嶺
53 1'40.323 10 Laps BS 32
14 17 Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
塚越 広大
太田 格之進
52 1'40.760 11 Laps BS 26
37 Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
笹原 右京
G.アレジ
16 1'40.526 47 Laps BS 51
 
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